ガイドブックに載っている"表(おもて)"だけじゃ物足りない方へ。satokoizmの"裏"パリガイド。


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カテゴリ:Guide ガイド( 4 )

気まぐれな値段たち

今回のお客さまは、日本からいらっしゃったバイヤーさん。
ヨーロッパ最大といわれるリールの蚤の市に合わせての強行ツアー5日間。
パリでも仕入れメインという仕事熱心なお客さまでしたので、
ガイドというよりは通訳コーディネーターとしてパリを案内しました。
ご用意させて頂いたのは、3タイプの仕入れコース。

蚤の市よりも数倍安く仕入れられる"穴場"、
モントルイユ、クリニャンクールの大型蚤の市、
(注:クロージングが主だったのでヴァンヴを外しました)
そして、ヴィンテージショップのオーナーからの直接買い付け、
質も値段も様々で、バイヤーの目利き力が発揮されるところです。

「服を見てると元気になるんですよね」
もうすっかり秋空のパリで風邪を引いてしまったお客さま。
体調不良にも関わらず、蚤の市を歩き尽くしました。
パイヤーという仕事は彼女にとって"天職"なのでしょう、
真剣なまなざしで商品を選ぶ姿をみていると、私も気合いが入ります。

買い付けで何よりも大切なのは、やはり値段交渉。
どれだけ安く仕入れられるかが勝負です。
とは言ってもただ値切ればいい、というわけではありません。
特に品揃えに誇りを持っている店主に向かって
「もっと安く!半額にして!」なんて簡単に言うと、
彼らの逆鱗に触れることにもなりかねません。
お客様々精神のない店主に「帰れ」と言われる可能性も大アリ。
でもよく考えてみてください。
付いている値段は店主の付けた価値の値段。
それをいきなり値切るなんて、少し横暴すぎますよね?
しかも挨拶もなしに片言で「まけろ!」では余計に悪印象。

「これがもう底値ですか?」
「価値があるのはわかるけど、手元の残額が…」

商品の価値を下げず、相手をリスペクトしながら上手に値段交渉。
こんな二言、三言で予想以上に安く買えたりもするんです。
そして意外と関係ない世間話で盛り上がったときの方が
破格で譲ってくれたりして、ほんと気まぐれな値段たち。
そう、なんといっても店主はおしゃべり好きのフランス人、
自分の商品をじっくり説明したくてたまらないのです。

「あなたはフランス語ができるから嬉しいわ」
買い付け中、何人かの店主から言われました。
商品の年代、店のコンセプト、フランス装飾の歴史、
交渉そっちのけで自分のプライベートまで(?!)語りだす人も。。。
彼らにとって商品を理解し納得した上で買ってもらうことは
高い値段で売ることよりも嬉しいことかもしれません。
だってそうでなければ、ネット販売や卸専門にして
もっと簡単に稼げる方法はいくらでもあるはず。

値段に限らずなにごとも交渉の国、フランス。
どうせだったら売り手も買い手もお互いに
"merci(ありがとう)"と言って別れたいものですよね。
そういう意味では、今回のご案内はお役に立てたと思います。

「あなたの連れてくるバイヤーだからこの値段なのよ。」
と言ってくれたヴィンテージショップのオーナーさん。
「次もきっと通訳コーディネートお願いしたいです」
隣には大荷物を抱えて満足げなお客さま。
こんな言葉を頂いて、2日間の疲れも飛んでいきました。
買い手も売り手も、その間にいる私も
みんなが"merci"と思った瞬間でした。

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写真は「今回はエッフェル塔も見れないかも…」といっていたお客さまへ。
好きな仕事に熱中していた彼女はこのエッフェル塔以上に輝いていました。



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南仏の住人がこっそり教えてくれた"裏"プロヴァンス案内。
毎週 日曜 更新中 こちらもぜひ覗いてみてください。

散文家 izumisawa satoko の
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by satokoizm | 2012-09-04 12:00 | Guide ガイド

コインで夢見る、"フランス映画"

研究勉強会のためウィーンにいらしていた大学院生2人組。
せっかくヨーロッパに来たのだからパリにも寄って帰りたい!
ということで、パリ3日間のうちの半日を案内させて頂きました。

8月のパリは泣く子も黙る(笑う?!)、ザ・観光シーズン。
ヴァカンスでパリジャンが留守にしている間、
パリの街は"世界一の観光地"になります。
「おすすめはオフシーズン!」が口癖の私ですが、
今回はシーズンならではの雰囲気も楽しんでいただけました。

サクレクール寺院のあるモンマルトルの丘は、
観光客、大道芸人、お土産屋さんでいつも以上に大にぎわいです。
それから、似顔絵描きにアコーディオン奏者、
今も昔もここは芸術家の集まる場所。
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ヴァイオリンを弾いていたのは、きれいな女の子。






パントマイムをする大道芸人は、まるで本物の銅像。
彼の前にある帽子にお客さんがお金を入れると動き出します。
コイン一枚で命を吹き込めば、無声映画の始まりです。
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"ボンジュール、ムッシュ" "初めまして、マドモアゼル"
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"お近づきのしるしに、ここに口づけくださいな"
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"そうそう、ここです" "チュ♡"
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"ありがとう、マドモアゼル" "どういたしまして、さようなら"
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"お願い、いかないで。ぼくの胸の鼓動が聞こえるでしょう"



パリを歩いていると本当に"フランス映画"のなかにいるようです。
もちろん観客として見ているだけでも十分楽しめますが、
どうせなら彼女のように役者として街(映画)に参加するのもいいですよね。
これも観光地、観光シーズンならではです。
もちろんこの後は"裏"パリもしっかりご案内させていただきました。
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2人とも終始笑顔で案内しているこちらまで嬉しくなりました。
merci, a tres bientot (またの機会を楽しみにしています)!!

※お客さまから許可を頂いて写真掲載しています

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by satokoizm | 2012-08-07 12:00 | Guide ガイド

蚤の市でも物足りないあなたへ。

凱旋門、ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館…。
パリの観光スポットはどれも長生き。
新参者扱いのエッフェル塔でさえ、1889年に建てられたものです。

カフェ、パティスリー、サロン ド テ…。
昔に見た絵はがきとあまり変わらない街並を見ていると、
場所だけではなく、時間まで超えてきてしまった気になります。

フランスの魅力は古いものに宿る、と言っても過言ではありません。
その雰囲気をそのまま持って帰ることができるのが、骨董品です。
カフェオレボウルもリネンのベッドシーツも、
スーツケースに入れられる、古き良きフランス。

蚤の市、ブロカント、アンティーク…。
パリにも古いものを扱うお店はいくつもあります。
もちろん値段はそれぞれ、状態や店構えによって変わります。

でも、今回私が紹介したいのは日本のバイヤーさん向けの場所。
フランス人にもあまり知られていない、超穴場です。
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蚤の市で商売する人たちが買い付けをすることも多い、
まさに夢の島。
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価値のあるものから、中古品、ガラクタまで
とにかく山積み。
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タンスに机、ソファ、シャンデリアなど
家具も並ぶ倉庫のなか。

状態も価値もある程度保証されたものが欲しい、
ゴミの山から一枚のお皿を探すヒマなんてないよ、
そんな方にはもちろん蚤の市がおすすめです。
しかし、
誰かに付加価値を付けられる前のものが欲しい、
旅の目的は買い付け、埃まみれになってもいい、
そう思って頂ける方ならきっと喜んで頂けると思います。

今までご案内したバイヤーさんたちは、
みなさん目を輝かせて宝探しに勤しんでいました。
値段を聞けばまた一段とやる気がでるようでした。

ということで、場所はこちら!
と、簡単にお教えする訳には参りません。
(期待させてごめんなさい...)
みんな知ってしまったら穴場じゃなくなりますものね。
買い付けガイドを依頼していただいた方のみ、
張り切ってお連れいたします。
蚤の市さながら値段交渉が可能な場所ですので、
通訳としてもお役に立てると思います。

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おまけ 私のハートを奪ったキッチュなカラーの扇風機(60's)
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by satokoizm | 2012-07-31 12:00 | Guide ガイド

改めまして?はじめまして?

長い間、放置していた独り言ブログ、「antiparis」。
このたびパリ情報ブログとして復活しました。
その名も"裏"パリ案内。

きっかけはこの春から始めた副業、ガイドのお仕事。
お客さまのご要望にあわせてプランを立て、パリを案内しています。
パリ大好き、コーディネート大好き、な私にとっては力の見せ所。

「エッフェル塔、ムール貝、モナリザ、次はなんて書いてある?」
確かに旅行中の限られた時間を有効に使うにはガイドブックは必需品。
だけど載っている観光スポットやレストランを駆け足で廻るだけでは、
なんだかスタンプラリーのようで面白みに欠けます。

時間がもったいないから、せっかくパリに来たんだから、
そんな理由で興味のないことをするなんて、よっぽどもったいない。
"やってみたい"が"やらなきゃいけない"に変わらないうちに、
近くの公園でちょっと休んでみませんか?
カフェで1ユーロのエスプレッソを頼んでみませんか?
好みのお店でじっくりお気に入りの一品を選びませんか?

「パリジャン気分でパリを散歩したい」
お客さまからのリクエストで一番多いのがこちら。
いかにも観光客用の店は嫌だけど、的ハズレに選んで失敗したくない。
簡単なようで難しいキーワード、"地元の人が通う"お店。
だからこそアタリに出会ったときの喜びも格別です。

パリは山手線の内側ほどの小さな街。
そのなかに観光客がみる"表"と、地元っ子で賑わう"裏"があります。
ひとつの通りを半日かけて楽しむ、そんなことができるようになれば
小さなパリは無限に広がっていくでしょう。
そのためのお手伝いができたら、そう思って始めたブログです。
どうぞ、自分だけの"mon paris(私のパリ)"を見つけてください。

※前ブログ"antiparis"の記事はすべてetc…たわごとに収めてあります。
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by satokoizm | 2012-07-12 12:53 | Guide ガイド

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