ガイドブックに載っている"表(おもて)"だけじゃ物足りない方へ。satokoizmの"裏"パリガイド。


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カテゴリ:Reportage 取材( 2 )

彼女の光る引き出し

小さな頃から人の引き出しのなかを見るのが好きだった。
どんなものが入っているんだろう、
大切にしまっておきたいものはなんだろう、
引き出しの中に隠された世界を覗くのが好きだった。(satokoizm)

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ヘア&アクセサリーデザイナー、原口朝美さんのアトリエにあったこの棚。
大事なものは内に秘めておく人なんだな、というのが第一印象でした。
引き出し好きの私としては一刻も早く覗きたかったのですが、
まずは彼女自身の引き出しから、とインタビューさせていただきました。

"もういちど命を与える作業"
日本ではヘアセットとヨーロッパから輸入されたヘアアクセサリー、
アクセサリーの販売をしていた朝美さんが
本格的にアクセサリー制作を始めたのはパリに来てから。
パリで挙式する花嫁さんのためのブライダルヘアを依頼され、
そのためにへアドレスを作ったのがきっかけだったそうです。
趣味の蚤の市、ブロカント巡りで集めたアンティークのレースや
パーツなどをちりばめて作るアクセサリーは"Câline (カリンヌ)"と
ブライダルラインの"Câline Blanc (カリンヌ ブラン)"の2つ。

「とっておくだけじゃ勿体ない、もっと一緒に過ごしてほしいんです」
古いものを骨董として扱うのではなくアクセサリーとして蘇らせる、
大事なものだからずっと持っていられる形に換える、
そんな考えがベースにあるからこそ彼女の作品は現在を生きています。
今まで誰かに愛されてきたアンティークのレースも彼女の手に掛かり、
これからもずっと、もっと愛されるニューアンティークになるのです。
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"小さく、強く、美しく"
古いもの特有の力を感じたことがありますか?
押し入れから出てきた祖母や母の着物、
美術館に飾られている小さなカメオ、
偶然見つけた昔のアルバム、
そんなものに触れるとなにか強い力を感じます。
オーラなんて安っぽい言葉では言い表せない時間の力。

柔らかな素材、優しい色、小さなガラス玉…。
朝美さんの作品はとても繊細で女性的なのに
アンティークパーツを使っているからか、強い力を持っています。
小さくて強い、それはまるで彼女自身。
小柄で控えめ、だけど強い意志を持っている朝美さん。
大事なものを知っているから、自分を誇張する必要もないのでしょう。
やりたいことに素直に、できることを一生懸命、
小さな身体から大きく強い力が溢れていました。
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"Câline(カリンヌ)な関係"
Câlineという名前はCâlinerというフランス語からつけており、
「~をかわいがる、あやす」という意味があります。
長い歴史を持つヨーロッパ独特の雰囲気を愛してほしいという
気持ちを込めています。(Câlineホームページより)

朝美さんが自身の作品やまだ材料の段階であるレースに触れるとき、
このCâlinerという言葉が本当に似合います。
でも私がこのフランス語を聞いて最初に思いつくのは
「抱かれる、ぎゅっとされる」という意味のCâlin(e)。
長い間愛されてきたアンティークを今度は自分が身につける、
そう、Câlineされるのはきっと持ち主も同じではないでしょうか。
アクセサリーとその持ち主がお互いに想い合う関係。
Câlineのアクセサリーはモノという枠を超えて私たちに語りかけてきます。
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"彼女の光る引き出し"
「あの...引き出し、開けてもいいですか?」
最初からずっと気になっていた、たくさんの引き出し。
インタビューが終わり撮影に入って数分後、やっとこの一言が言えました。
大切そうに並んでいたのは、彼女の作品たち。
キラキラ光る、彼女の引き出し。
「こんなに素敵なものを隠していたのね!」
一度のインタビューで彼女を全部知ろうとした自分のことが
なんだか急に恥ずかしくなりました。
彼女の光る引き出しは、まだまだいろんなものを隠しているはずです。
ここからもっとたくさんの作品が生まれていくはずです。
でも、これからはCâlineのアクセサリーを通して
彼女とCâlineの引き出しを覗いていくことにします。

ホームページ Câline
朝美さんのブログ "Câline-PARIS日記-"



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南仏の住人がこっそり教えてくれた"裏"プロヴァンス案内。
毎週 日曜 更新中 こちらもぜひ覗いてみてください。

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by satokoizm | 2012-09-11 12:00 | Reportage 取材

花に触れ、人に触れ、もっと深く味わうパリ。

好きなものを前にすれば、誰だってウズウズするもの。
例えばこんな素敵な作業台、見ているだけではもったいない。
自分の手でブーケを作ってみたくなりませんか?
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そこに並ぶのはパリ郊外のランジス市場で仕入れてきたばかりの花、自然な葉もの、それから木の実まで。
パリ在住のフラワーデザイナー宇佐美明子さんのセレクションは、色合いも品種も日本のものとはひと味違う、まさにパリの素材。
今回はそんな彼女のフラワーレッスンを取材してきました。

東京の花屋さんで働いていたときから、渡仏を夢見ていた宇佐美さん。
本場"花の都"で学んだのはテクニックだけではありませんでした。
「花の咲き方(向き)で太陽がどこにあったのか見えてきますよね。それは花を生ける上で大切なこと。自然の流れを無視してブーケは作れませんから」
パリ、東京でのフローリスト修行を終え、現在はフリーランスとしてフランス各地で活躍中。
そんな彼女がパリ旅行者向けの"集中フラワーレッスン"を始めました。
「旅行中の限られた時間の中で、レッスンに参加して頂けるのは本当に嬉しい。花を通して少しでもパリのエスプリを感じて頂けたらと思っています」
季節の花を使い、彼女流のパリスタイルを詰め込んだレッスンは、
なにより贅沢な時間の使い方かもしれません。

「お花は枯れてしまっても、レッスンの思い出と花器は持って帰れますね」
そう笑う彼女は、強さも優しさも持ち合わせた正真正銘のパリジェンヌ。
パリの花、アーティストに触れた瞬間、
あなたのパリ旅行はきっと違う顔を見せてくれるでしょう。


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見本を作る宇佐美さん(写真 右)。
いとも簡単そうに花を増やしていく、これこそプロの技。
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今回の生徒さん(写真 左)は新婚旅行の合間にレッスンを希望。
「もう少し緑を足しましょうか」というアドバイスにふむふむと納得。
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完成したブーケは片手で持ちきれないほど大きなものに!
最後は2人とも大満足、笑顔でブーケ制作終了。

続いて、アレンジメント。
今回、宇佐美さんが用意した石の花器は重みのあるアンティーク調。
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一緒に考えながら丁寧に作品を作り上げていきます。
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そして、出来上がりはこちら。シックな色合いのアレンジメント
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柔らかく、でも甘過ぎないブーケ
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      Akiko Usami の"集中フラワーレッスン"
      2時間30分 ブーケ1作品+アレンジメント1作品
     180ユーロ ※花、花器(お持ち帰りいただけます)代込み
   HP Akiko Usami http://www.akiko-usami.com/jp/
  ブログ パリのお花屋さん http://ameblo.jp/fleur-paris/
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by satokoizm | 2012-07-28 13:04 | Reportage 取材

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